あっという間に「時」は過ぎていき、しみじみと振り返る暇もなく月日がたってしまいます。静かに思いをはせ、自分自身を取り戻すのに絶好のひと時、そんなとき「みほとけのおしえ」を「なぞり書き」で行うのが《写経》です。
心で書くものといわれ、字の上手下手よりも写経する心こそが大切です。『一字一佛』の心で、清らかに行い、今のありのままの姿でなぞるという一心な気持ち、仕上げたときのすがすがしい感動は、何にも代えがたい喜びとなります。
三要寺・寺子屋ビハーラ文庫におきましては、〈安らぎの場〉・〈憩いの場〉・〈癒しの場〉として写経道場を設け、あげて【壱萬巻写経大勧進】に取り組むことにしました。

こころの時代といわれる二十一世紀、多くの方々にめぐり合う勝縁をよろこびとして、その心を写経にこめて三要寺位牌堂(十一面観音菩薩)に奉納し、永く後世に伝え残したいと存じます。また、その
志納による浄財をもって【宋風閣】を建立し、恒久平和共存の理想社会の実現に寄与していこう、並びに
ビハーラ活動に尽力してまいりたいと念じるものです。
願わくば、この【壱萬巻写経大勧進】の一大精神運動の意義をご理解・ご賛同いただき、一人でも多くの方々とご縁を結び、一巻でも多くのご写経をいただきまして、建立にご奉賛を賜りたく、ここに発願・懇願するものであります。